税務調査で脱税がバレ、逮捕される場合

税務調査で脱税がバレ、逮捕される場合 名古屋の税理士

こんにちは。税務調査に詳しい税理士事務所です。

 

税務署から税務調査の電話があると、(そして、ちょっとやましいことがある場合)
うちの税理士事務所に焦って電話で依頼を受けることがあります。


このままでは逮捕されてしまう。なんとかしてくださいΣ(゚д゚lll)
が、このような税務署から電話がくるケース。

 

逮捕される心配はほぼないです。

 

脱税すると逮捕されるのか?

 

税務調査には2種類あります。

 

一つは、任意調査。

 

もう一つは、強制調査(マルサの女のマルサとは、これのこと)です。

 

任意調査は、国税通則法第34条の6第3項に基づき行われます。
強制調査は、国税犯則取締法という法律に基づき行われます。

 

税務署から電話がかかってきて、
○月○日に調査させてください〜、という税務調査は任意調査であり、脱税がバレたとしても裁判にまでは発展しません。

 

ですので、税務署から税務調査の電話があって、脱税をしていてヤバイ!と思ったとしても最悪逮捕まではいきません。

 

税務調査がキッカケで逮捕まで発展する場合とは?

 

逮捕にまで発展する強制調査は突然、事前の案内なく抜き打ちで始まります。

 

裁判所の令状を出され、強制的に会社・自宅などの中に突入され、資料など根こそぎもっていかれます。

 

悪質で1億円以上の脱税が見込まれるケースですから、事前に連絡なんてしてたら、資料隠されたり、燃やされたりして処分されますからね。

 

脱税で逮捕される場合の法的根拠

 

脱税をして、逮捕される場合は、所得税法第238条・法人税法159条
のなかに書かれており、偽りその他不正の行為(=売上のごまかしとか)
をした場合には、刑罰として10年以下の懲役もしくは1,000万円以下
の罰金を喰らうことになります。

 

これは、過少申告加算税や延滞金、重加算税とは別に発生します。
そして、この裁判になり逮捕される可能性があるのが強制調査です。

 

根拠条文も、国税犯則取締法と仰々しいですね。

 

脱税がバレた際、特に悪質で脱税金額が1億円以上といった巨額な場合、
裁判所に訴えられます。

 

この結果、有罪となり、実刑として懲役を言い渡されると逮捕されます。
勘違いしている方が多いのは、通常の税務調査では裁判になることは
ありません。

 

悪質で脱税金額が1億円以上の方でこのブログを読んでいる方は残念ですが、
そうでない方は、裁判になることはなく、逮捕されることもありません。

 

税金を追加で払っておしまいです。
だから刑事罰もなく、前科○犯、といった扱いをされることもないです。

 

税金を少なく払っていたが、逮捕されなかった事例

 

2016年7月16日のヤフーニュースからの抜粋です。
こちらは5億円近い税金の支払い漏れがあったにも関わらず、逮捕とならなかった例です。

 

ゼネコン大手の清水建設(東京、東証1部上場)が東京国税局の税務調査を受け、2015年3月期までの5年間で約20億円の申告漏れを指摘されたことがわかった。水増しされた下請け会社への外注費などが問題視され、経費として認められなかった模様だ。追徴税額は過少申告加算税を含め、約5億円とみられる。全文はこちら(クリック)

 

このニュースの概要は、清水建設の社員の方が不正をし、経費を水増ししていたそうです。
逮捕とならなかった理由は、推測ですが・・・社員の不正であって会社として組織ぐるみでわざと税金を安くしよう!と悪意を思って行ったわけではない、と税務署が判断したからだと思います。

 

このように、税務調査で逮捕される際は、税金を少なくする目的をもってわざと嘘の資料を作成したり、売上を隠したりした場合です。
ですので、今回のニュースに登場した清水建設は追加で払うことになった税金の額は多額ですが、逮捕者が出るという事態には発展しなかったわけです。

 

実際に脱税で逮捕された事例

 

FXで得た利益を全く確定申告しておらず、逮捕されたニュースです。

 

日経新聞からの抜粋です。

静岡地検は9日、外国為替証拠金(FX)取引で得た所得約3億6800万円を申告せず、約1億4千万円を脱税したとして、シンガポール在住の会社役員、溝田耕治容疑者(37)を所得税法違反(脱税)容疑で逮捕した。溝田容疑者は日本在住時に問題のFX取引を行い、利益を申告しないままシンガポールに移住していた。

 

ニュースによると、溝口容疑者は、国税局から

 

「こいつは初めから脱税目的で利益を隠す意図があった!」と判断されたようです。

 

証拠として、FX取引に十数人の知人名義の口座を使用したり、数万円の謝礼を支払って口座を譲り受けた疑いがあったそうです。

 

結局、この行為が意図的に利益を隠す目的で悪質だ!と判断されたようです。
そして、FXで稼いだのち、海外に移住していたようです。

 

海外に移住してからFXで稼いでいれば、その分は日本では税金がかからないのですが、日本にいるときに稼いでから海外へ行ったという点も税金を逃れるためと判断されたのではないかと思います。

 

税金の世界は、知らないと損することが山ほどあります!

 

無申告だった方や自力で確定申告をしていた方の税務調査
を毎月、何件も引き受けていますが、もったいない(ToT)と
思うことがよくあります。

 

税金・税務調査の世界は

 

知っているか、知らないかだけの違いで、
大きく損をしてしまうことがあります。

 

税務調査で損をしないための交渉術や、確定申告の節税に役立つ
情報を紹介します。是非、参考にしてみてください( ´∀`)

 

税務調査

 

以上、税務調査に詳しい税理士事務所がお届けしました。
名古屋・愛知・岐阜・三重で税務調査にお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。

 
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